LP動画化でCVR改善!成果を出す動画LPの作り方とは?

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動画LPとは

動画LPとは、ランディングページ(LP)内に動画を組み込むことで、より高い訴求力やコンバージョン(成約)を狙うマーケティング手法のひとつです。静止画やテキストだけでは伝えきれない情報を、動画の「動き」と「音」を使って視覚・聴覚の両面から伝えることで、訪問者の理解や感情に働きかけやすくなります。
例えば、サービスの使い方を動画で見せることで、ユーザーは「自分ごと」としてイメージしやすくなります。文章で数行かかる説明も、30秒の動画で一瞬にして理解されることも少なくありません。
また、動画には「誰が」「どうやって」「何を提供しているのか」を短時間で直感的に伝える力があります。これにより、ユーザーの滞在時間が延びたり、離脱率が下がったりと、LP全体のパフォーマンスにも好影響を与えることが期待されます。
ただし、動画をただ配置すれば効果が出るわけではありません。再生方法や設置位置、尺の長さ、内容の構成なども工夫が必要です。特にモバイルユーザーへの配慮は欠かせません。自動再生ではなくクリック再生にする、音声をONにしない状態でスタートさせるなど、視聴環境に合わせた設計が求められます。
動画LPは、情報量が多く競合が多い市場において、差別化や印象づけの武器になります。特に新しいサービスや専門性の高い商品を扱う場合、その特徴を伝えるための手段として非常に有効です。
成功のポイントは、ユーザーが「もっと知りたい」と感じるような動画を、LP全体の流れに自然に組み込むことにあります。
成果が出ないLPの共通点とは?

広告費をかけてもLPのCVRが上がらない理由
いくら広告に予算を投じても、LPでのコンバージョン率が伸び悩むケースは少なくありません。これはLP自体の「受け皿」としての力が不足していることが多いです。
クリックして来たユーザーが、そこで「自分に関係がある」「価値がある」と瞬時に感じられなければ、どれだけ集客しても離脱されてしまいます。とくに近年は、ユーザーの情報リテラシーが高くなっているため、見慣れた構成や単調なデザイン、説明文だけのLPでは満足してもらえないことが増えています。
例えば、競合と同じような表現、同じようなテンプレートで構成されたLPでは、ユーザーの印象に残るのは難しいでしょう。その結果、せっかく広告で流入させてもアクションにつながらず、「広告費ばかりかかって効果がない」と感じてしまうのです。
LPのCVRを高めるためには、集めたユーザーを納得・共感させ、最後の一押しを後押しする要素が必要です。動画はその役割を果たす有効な手段になります。
テキストと画像だけでは差別化が難しい時代に
以前は、キャッチコピーや魅力的なビジュアルでユーザーの心を動かすことができました。ただ、今はどの業界も情報があふれ、似たような構成やコピーが並ぶ中で、差別化するのが非常に難しくなっています。
特にWeb広告を経由してLPに訪れるユーザーは、複数のサービスを比較しながら検討している状態です。テキストと画像だけでは、細かな違いが伝わりにくく、記憶に残りにくい傾向があります。
ここで有効なのが動画です。サービスの利用シーンやユーザーの声、スタッフの想いなど、文字では伝えきれない「空気感」や「人となり」を動画で見せることで、他社と一線を画す印象を与えることができます。
もちろん、動画があれば何でも良いわけではなく、ストーリーや構成の設計が重要です。ただし、上手く使えば視覚と聴覚に同時に訴えられる動画は、今の時代において非常に強力な差別化ツールになります。
他社と似たような構成ではユーザーは動かない
ユーザーの目は想像以上にシビアです。「また同じようなページか」と思われた瞬間に、スクロールすらされずに離脱されてしまうことも珍しくありません。
多くのLPは、ヘッドコピー、特徴の羅列、お客様の声、価格、FAQというように、ある程度テンプレート化された構成になりがちです。もちろん構成自体に問題があるわけではありませんが、その中に「違い」や「オリジナリティ」が感じられないと、ユーザーの心は動きません。
動画を組み込むことで、そのマンネリを打破するきっかけになります。例えば、サービスの使い方を動画でリアルに見せたり、社員が自分の言葉で語ったりすることで、「この会社は信頼できそう」「他とは違うかも」と思ってもらえる可能性が高まります。
人が最も感情的に動かされるのは、「ストーリー」と「リアル」です。他社と似た構成に埋もれてしまう前に、LPの中に動画という新たな要素を取り入れて、ユーザーの行動を引き出しましょう。
動画を導入したLPが成果につながる3つの理由

視覚と聴覚で訴える「動画」は記憶に残る
動画は、テキストや静止画とは異なり、視覚と聴覚の両方にアプローチできます。そのため、ユーザーに対して印象を強く残すことができるのが大きな特徴です。
人は情報の8割以上を視覚から得ていると言われています。そこに音声が加わることで、理解だけでなく「記憶に定着する」効果も期待できます。BGMやナレーション、登場人物の声、動きのある映像などが合わさることで、より感情に訴えかけられるからです。
同じ商品説明でも、文字で読むよりも、実際に使用している様子を動画で見た方がずっとイメージしやすくなります。映像の中で「使い勝手」や「効果」が伝われば、購入や資料請求といった次のアクションにもつながりやすくなります。
一方で、音声の出し方や演出が強すぎると逆効果になる場合もあるので、再生設定や映像のトーンには配慮が必要です。
ファーストビューで注目を引き、離脱を防ぐ
LPに訪れたユーザーは、最初の数秒で「見るべきページかどうか」を判断します。そのタイミングで注目を引けなければ、スクロールもされず離脱されてしまう可能性が高いです。
ここで効果を発揮するのが、動画を活用したファーストビューです。動きのある映像は、静止画やテキストよりも瞬時に目を引きやすく、「何だろう?」と興味を持たせることができます。
例えば、商品の使用シーンを短く印象的に見せることで、「自分にも必要かもしれない」と感じてもらえます。映像に惹かれたユーザーはそのままページを読み進めてくれるため、離脱率の改善にも直結します。
ただし、いきなり音声が流れると不快に思われることもあるため、自動再生は避け、クリック再生で興味を持った人だけが視聴できる設計にするのがポイントです。
短尺でも伝えたいことを届けられる動画の強み
LPに動画を載せるとなると、「長くて重たくなってしまうのでは?」と心配する方もいますが、実は短尺の動画でも十分に効果があります。
むしろ、1分以内の短い動画の方が、最後まで見てもらえる確率が高く、伝えたいメッセージをコンパクトに届けやすくなります。ユーザーは「今すぐ知りたい」「すぐに判断したい」という心理でLPを見ているため、簡潔で要点が絞られた動画の方が刺さりやすいのです。
30秒程度でサービスの強みを3つ伝える構成にすれば、途中で飽きることなく内容を理解してもらえます。必要な情報だけを視覚的に届けることで、読む手間を省きながらも理解促進が図れるのは動画ならではの魅力です。
一方で、短くまとめすぎると情報が不足する可能性もあるため、何を伝えるかは明確に設計することが大切です。
動画活用で成果を上げたLP事例3選

【事例1】Vivoo(大塚製薬)の動画LPが成果を出した秘密とは?
「Vivoo」(大塚製薬株式会社)のLPでは、動画をファーストビューで用いることでサービスの使い方を直感的に伝えています。尿ストリップ→アプリで栄養チェックという利用シーンを動画で表現し、利用者に「簡単そう」「自分にもできる」と感じさせています。
実際に「あなたの栄養管理を、もっと身近に」というキャッチコピーとともに動画が挿入されており、テキストのみの説明では伝わりにくいサービス構造を視覚化しています。動画によりサービス内容への理解が深まったことで、購買や申し込みへの心理的ハードルが下がったと分析されます。
もちろん動画を入れただけで無条件に効果が出るわけではなく、映像の質・尺・位置・再生形態など細部設計も重要です。
【事例2】かぶピタッ(楽天証券)の動画LP活用で離脱率が激減した3つの工夫
証券サービス「かぶピタッ!」(楽天証券)では、複雑になりがちな株式取引サービスを動画でわかりやすく説明しています。
- アニメーションで難しい専門用語をビジュアル化
- 実際の画面操作を再現して操作イメージを具体的に見せる
- 動画後すぐに申し込みボタンへ誘導する導線設計
これら3つが離脱率低下のポイントです。
動画によって「まず何ができるのか/次にどうすべきか」が瞬時に理解できるため、ユーザーがスクロール途中で離れてしまうパターンを減らせています。ただし、この手法には動画の読み込み速度やスマホ再生の最適化といった技術的な配慮も必要になります。
【事例3】ZENB(ZENB JAPAN)が動画LPでCVR1.47倍を実現!実践ポイントを公開
食品メーカー「ZENB」(ZENB JAPAN)は、LP内にあった静止画像中心の構成を、動画を中心に刷新。
動画を活用して使用シーンや素材の魅力を動的に伝え、結果としてLP上でのCVRを1.47倍に改善しています。動画では視覚効果や湯気・アニメーションを活かして訴求点を強調し、「どう使うか」「どんな体験になるか」を具体化しました。
このように効果測定できる数字が出ているケースは、動画LP導入の説得力を高めます。ただし、動画化に伴うコスト・制作期間・ファイルサイズの問題をあらかじめ把握しておくことも重要です。
成果を生むLP動画の設計ポイント

動画は「ファーストビュー」への設置が鉄則
ユーザーの多くは、LPを開いた直後の数秒で「読むか・離脱するか」を判断しています。だからこそ、動画はページ最上部、いわゆるファーストビューに配置するのが基本です。
第一印象で視覚的にインパクトを与えることができれば、そのままページの下部まで読んでもらえる可能性が高まります。ファーストビューに動画があると、ユーザーは「これはなんだろう?」と興味を持ちやすくなり、無言のまま自然に情報に引き込まれます。
例えば、サービス内容を30秒以内でざっくり伝える動画を冒頭に置くことで、スクロールを始める前に「何のサービスか」「自分に関係あるのか」が伝わります。静止画やテキストよりも早く、かつ感情的に訴えかけられるのが強みです。
ただし、動画の再生位置やサイズに注意が必要です。モバイル端末で見たときに小さすぎたり、読み込みが遅かったりすると逆効果になる可能性もあるため、実機での検証は必須です。
自動再生よりクリック再生で視聴意欲を高める
「自動再生」にすれば動画を確実に見てもらえると思われがちですが、必ずしもそうとは限りません。むしろ、ユーザーが自らクリックして再生する「クリック再生」の方が、視聴へのモチベーションが高いという結果もあります。
クリックして再生するというワンアクションが入ることで、「自分で知りたい」と思っているユーザーの態度変容を引き出しやすくなります。そのため、クリック再生は能動的な興味を測るセンサーとしても機能します。
例えば、動画のサムネイルにキャッチーな一言を添えておくことで、クリック率が大きく変わります。「この1分でわかる!」「まずはここをチェック」など、短くて具体的な文言が効果的です。
もちろん、すべてのケースで自動再生がNGというわけではありません。広告のように「まず見せたい内容」が明確な場合は自動再生も選択肢になりますが、LP内での滞在時間を伸ばすという観点では、クリック再生の方が効果的な場合が多いです。
CTAボタンは動画の直後に配置してアクションを促す
動画を見終わった直後のユーザーは、もっともサービスや商品に関心が高まっているタイミングです。この「温度が上がった瞬間」を逃さないためには、CTA(Call To Action)ボタンを動画のすぐ下に配置することが重要です。
実際に多くのLPで、「動画の後に申し込みボタンを設置したらCVRが向上した」という事例が報告されています。動画の内容によってユーザーの理解や感情が高まり、「試してみたい」「もっと知りたい」という気持ちが生まれたタイミングを活かすことで、行動に繋がりやすくなります。
特に、「今なら無料」「〇日間限定」などの訴求をCTAに含めることで、アクション率がさらに上がります。ただし、動画内容とCTAの訴求がズレていると逆効果になるため、文脈の一貫性も大切です。
また、LP全体に複数のCTAを配置するのも有効ですが、動画直下のCTAは「一番熱い状態のユーザー向け」であることを意識した設計にしましょう。
■LP動画制作なら粕田屋の「LP動画化BOOSTプラン」

粕田屋の制作力を活かした広告動画の強み
広告に使う動画は、単に目立つだけでは不十分です。伝えたい内容を、わかりやすく、印象的に届ける必要があります。
粕田屋はアニメーション制作の現場で培った魅せる技術と構成力を武器に、広告に特化した動画制作を行っています。例えば、LP上で伝えるべき情報の順序や、視聴者の心理を踏まえたカットの切り替えなど、細部にわたって設計。短尺でも印象に残る映像を作るノウハウがあります。
また、モーショングラフィックスやナレーション、テロップ演出なども得意とし、視覚・聴覚の両面から訴求できる構成が可能です。これにより、しっかり伝わる動画広告が生まれます。
参考事例
LPと広告をワンストップで制作できるメリット
動画広告でユーザーの興味を引いたあと、LPに飛んだ瞬間に世界観がガラッと変わると、ユーザーは戸惑ってしまいます。これが離脱の原因になることも少なくありません。
粕田屋では、広告用動画とLP動画を一体で設計・制作するため、視覚的な統一感やストーリーの連続性を保ったままユーザーを誘導できます。最初の接触からコンバージョンまで、一貫した流れで情報を伝えられるので、反応率の向上が見込めます。
さらに、動画広告・LPそれぞれの役割を整理した上で設計することで、どこで惹きつけ、どこで信頼させるかという導線設計も明確になります。分業ではなく、ひとつのチームで完結できることは、制作効率と成果の両面で大きな強みです。
まとめ
LP(ランディングページ)のCVRを高めるには、「伝える情報をどう届けるか」が大きな鍵になります。テキストや静止画だけでは限界がある時代だからこそ、動画を効果的に組み込んだ動画LPが注目されています。
動画は視覚と聴覚を同時に刺激し、ユーザーの理解や共感を深める手段として非常に優れています。とくにファーストビューに設置された動画は、離脱を防ぎ、サービスに対する第一印象を高めるのに役立ちます。
もし、どこから始めればいいか迷っている方は、プロに相談してみるのもひとつの方法です。成果につながる動画LPの設計や制作には、経験とノウハウが求められます。戦略的に動画を活用し、より多くの見込み客の心を動かしていきましょう。
- LP
この記事の監修者
企画から構成、グラフィック・イラスト制作、アニメーション制作、音楽・アフレコディレクションまでアニメ動画コンテンツ制作を一貫して担当可能なマルチクリエイター。
動画制作チームを組織し、幅広いジャンルのコンテンツ制作をディレクションしている。
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